愛知県の児童相談所に一時保護されていた少年(16歳/豊橋市在住のアルバイト)が、職員が目を離したすきに自室でシーツで首吊り自殺を図り、死亡する事件が起きました。 報道などからわかる少年と家族関係は - 家族構成は父親と義理の母親、義理の弟妹 - 父親と折り合いが悪かった(メ~テレ) - 少年は深夜の徘徊(はいかい)や家出などをくり返し、県警が補導、 児相(西三河児童・障害者相談センター/岡崎市)に通告し、 今月11日に個室に入所(日刊スポーツ) - 23日午後4時過ぎに臨床心理士が面接した時には、 少年に自殺や自傷の兆候は見られなかった - 6時の夕食時間になっても姿を見せなかった - 少年は「父親と会いたくない」と話し、 父親も「非行で面倒を見きれない」と引き取りを拒んでいた - 保護されていた期間、両親は少年の元に一度も面接に訪れなかった - 少年は2月1日に自転車の窃盗容疑で 家庭裁判所の少年審判を受ける予定だった(毎日新聞) 少なくとも少年が家庭に居場所がなく、居場所を与えてくれない実父を拒絶したこと、自暴自棄になっていたことがうかがえます。まちがいなく、孤独だった。いったいどのくらい長い間、この少年が孤独の中で生きていたのか、考えると心が痛みます。 他方、家出や徘徊、アルバイトは、家庭とは別の居場所を探す、あるいは自立する行動ともとれます。この行動を支援する術は、なかったのでしょうか? もし、そんな支援があって、学校や仕事の場があり、自活の道を見いだせていれば、少年に自殺以外の選択肢があったかもしれません。 孤独は人を殺します。 孤独で死ぬ子どもがいなくなりますように。